2007年「新日本様式」100選が先月発表になり、
その中に東京国立博物館 法隆寺宝物館が入っていました。
個人的に、谷口吉生さんの建築はとても好きですし、
「新日本様式」100選という選定の中に入っているという事がうれしいです。
でも、カタログのページの「陰翳礼賛」という言葉にはちょっと違和感を覚えまた。
非常に的を得ているようなキャッチコピーである気もするし、ちょっと違う気もする。
「現代の陰翳礼賛」となっている事が、自分の中の違和感を増幅しています。
陰翳礼賛を読んだのはもう4、5年程前で記憶も曖昧ですが・・・
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とココまで書いたところで違和感が晴れました。
この選定は『東京国立博物館 法隆寺宝物館』が選ばれたのであって、
『谷口吉生氏設計の法隆寺宝物館』が選ばれた訳ではないという事です。
展示方法などをみると「陰翳礼賛」というキャッチはしっくりきます。
違和感は建築のみに目を向けた時に感じるものでした。
空間は「幽かに玄」く、陰翳礼賛の空気を感じます。
しかし、そのテクスチャを見ると、
鉄、コンクリート、ガラスで作られた建築を「陰翳礼賛」と言い切ってしまう事に違和感がありました。
自分が読み取った陰翳礼賛は、手触りや素材のもつ温度なども含めたものだという印象があります。
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先日、母校の図書館に調べモノに行った時に、
自分がCandida Hofer(カンディダ・ヘーファー)の写真を見たかったのを思い出しました。
カンディダ・ヘーファーはベッヒャー夫妻に学んだ一人で、
最近ではレム・コールハースやオスカー・ニーマイヤーの建築を撮ったりしています。
図書館ではまず、OMA設計のオランダ大使館をヘーファーが撮り下ろした、
The Dutch Embassy in Berlin by OMA
を探しましたが、さすがに収蔵していなかったようなので、
OMAの特集されている雑誌を2冊、手に取りました。
雑誌の巻末には、掲載されているそれぞれの建築の担当が記してあります。
その中で[PHOTO]の部分だけに注目し、[Candida Hofer]の名前を探しました。
すると、そこには[Candida Hofer]の名は無く、ほぼすべての写真に同じ名前が記してありました。
PHOTO:Hisao Suzuki
日本人らしき名前です。
帰ってきて検索してみると、
「スズキ・ヒサオ (Hisao Suzuki)
* スペインの建築雑誌"El croquis"専属写真家」(
Wikipedia)
と、ありました。
そういえば、見ていた雑誌はOMAの[El croquis]でした。
スズキさんご自身(?)のサイト
nuaa[hisao suzuki]によると、
スズキさんは1982年以来20年以上バルセロナにお住まいで、
1986年から[El croquis]の主要写真家として活躍されているようです。
あこがれます。
これからは[El croquis]はマメにチェックしようと思います。
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